日本最古の学校、足利学校のある栃木県足利市。県の南西部にあります。
栃木県は栃木県でも北東部出身の私から見ると、一番遠いところ。東北本線沿線とは雰囲気や言葉の少し違う、同じ県の異境の地、とでも言いましょうか。
その足利市、おそば屋さんが結構あるようです。
数あるお店の中から、私が何回も前を通っている「例幣使(れいへいし)そば 荒川屋」さんに初めて立ち寄ってみました。
これも蕎麦好きがじゅ。ちゃんのおかげの出会い。
見慣れてるけど初めて入るこのお店。おそるおそる扉を開くと、純和風なお店の中は思ったよりずっと広いです。
店員さんも着物です。
席に通され、お昼を少し過ぎた時間でしたが、1日30食限定の「とっておきそば」(850円)があるとのことなので、注文注文。
このおそば、どの点が「とっておき」かというと、「わさびを自分ですりおろしておそばと食べる」点なのです。
私の胸には若干の異論が・・・。
まず、おそばだけで頂いても充分美味しい物だし、やっぱりおそばそのものが主役。薬味を変えてスペシャル・・・って違うんじゃないかなぁ。
そして、わさびをすりおろすエネルギーは味わうために取っておいたほうがいいんじゃないか・・・ということ。
だったら最初からオーダーすんなよ、ということも言えますけど(笑)。
でも、やっぱりおろしたてのわさび、うまいっすわ!!
息を切らしながらおろした甲斐があったというもの(笑)。
そして、そして、こちらのおそば、私的好み!
色も深い上に、しっかりとした歯ごたえなんですよ。
私、自分でそば粉だけからおそばを作ったとき、あまりの固さにちょいビックりしました。しくじったんだろうか、とも思いました。まずくはなかったんですけど。
でもこちらのおそば、かなり固くて私の作品に近い固さで、「あ、このくらいでもありなのね~」とかなり嬉しくなりました。
いいよ、いいよ、この歯ごたえ!
そんなこと思っていると、他のお客さんが会計しているときにお店の人が「当店のおそば、固くなかったですか?」と尋ねているのが聞こえてきました。
なるほど、このお店、固めのお蕎麦が「売り」なのね!、と嬉しくなりました。まるで川端康成の短編小説「日向」(「掌の小説」に収録)の主人公のような気持ちに・・・ちょっと違うか?
*脱線*
でも、「掌の小説」は私がめちゃくちゃ好きな作品なので、是非読んでみてください。英語でも「Palm-Of-The-Hand Stories」というタイトルで発売されています。私もアメリカで買いました。
私が高校生のころには、この作品から国語の模擬試験問題が出てたりなんかもしました。好きな小説がテストの問題に使われると激しく興ざめするんですけどね。
・・・脱線の多いこのブログですが、脱線が過ぎました。でも、おそばが小説を思い出させてくれるなんて、ちょっと素敵ですよね。
「おそば、固くありませんでしたか?」の質問は、私にも投げかけられました。
「いえ、これが本来のおそばですよね」と、いっちょ前な応えをする私。さすがに「私が(おそばを)打ってもこのくらいの固さになりますよ」とまでは言いませんでしたが(笑)。
とにかく、また来たいな、と思うお店でした。
Posted by Miopapa at 2007年08月24日 22:55| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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